CentOS8のサポートが2021年末に切れるため、Rocky Linuxに移行しました。

移行前のCentOS8

  • CentOS 8.5.2111
  • Kernel 4.18.0-348.2.1.el8_5.x86_64
  • Apache 2.4.37 (centos)
  • PHP 7.4.27
  • MariaDB Server 10.3.28
  • Postfix 3.5.8

移行実行

CentOSからRocky Linuxに移行するにはシェルプログラムが用意されているので、これをダウンロードして実行するだけです(公式ドキュメント)。

# curl https://raw.githubusercontent.com/rocky-linux/rocky-tools/main/migrate2rocky/migrate2rocky.sh -o migrate2rocky.sh
# chmod u+x migrate2rocky.sh
# ./migrate2rocky.sh -r

10分ほどで処理が完了するので、サーバを再起動して終了です。

移行後のRocky Linux

  • Rocky Linux release 8.5 (Green Obsidian)
  • Kernel 4.18.0-348.2.1.el8_5.x86_64
  • Apache 2.4.37 (rocky)
  • PHP 7.4.27
  • MariaDB Server 10.3.28
  • Postfix 3.5.8

基本的な構成は変わっていませんが、Apacheのバージョン表記がcentosからrockyに変わっていたりします。

まとめ

CentOS8をRocky Linuxに移行するのは専用シェルを実行するだけで実施できました。移行前と移行後でサーバの動作に大きな差異はなく、今までのシステムも問題なく動作しています。サポート切れのOSを使用し続けることはセキュリティ上のリスクになりますので、まだ使用されている方は早めにRocky Linux等のOSに移行されることをお勧めします。

iNet Solutionsで管理しているCentOS8のサーバは全てRocky Linuxに移行を完了しています。