企業Webサイトを作る際に、企業キャッチコピーをトップページに大きく表示して企業としての方針や理念を表現します。このキャッチコピーが世間ではどのようなものがあるのかを調査してみました。
調査対象は2017年10月22日時点の株式時価総額トップ50の企業について調査しています。(Yahooファイナンスより引用しています。)

調査方法

企業のサイトのトップページのみを見て、これが企業キャッチコピーだと思われるものを主観的に判断してまとめて表にしました。企業キャッチコピーと思われるものが見つからない場合は空白にしてあります。あくまで主観に基づく判断でまとめたため、企業キャッチコピーでは無いものが含まれているかもしれませんし、適切な企業キャッチコピーを網羅できているとも限りませんのでご注意ください。

調査結果

社名キャッチコピー
トヨタ自動車(株)
ソフトバンクグループ(株)
日本電信電話(株)
(株)NTTドコモ思いもよらないコラボレーションが、未来の社会を変えていく。
Moving Forward Together As Your Value Partner"
(株)三菱UFJフィナンシャル・グループQuality for You
確かなクオリティを、明日へ。世界へ。
KDDI(株)Design The Future
JTひとのときを、想う。
(株)キーエンス
(株)ゆうちょ銀行そばにいるから、できることがある。
ホンダThe Power of Dreams
(株)三井住友フィナンシャルグループLEAD THE VALUE
任天堂(株)
日本郵政(株)そばにいるから、できることがある。
キヤノン(株)make it possible with canon
ソニー(株)
ファナック(株)
(株)みずほフィナンシャルグループそばにいる。そばにある。
武田薬品工業(株)
信越化学工業(株)
日産自動車(株)Innovation that excites
(株)デンソーCrafting the Core
(株)リクルートホールディングス
(株)ブリヂストンあなたと、つぎの景色へ
日本電産(株)All for dreams
東海旅客鉄道(株)
東日本旅客鉄道(株)
(株)日立製作所Insire the Next
三菱電機(株)Changes for the Better
三菱商事(株)Think Big, Act Honestly
(株)セブン&アイ・ホールディングス
パナソニック(株)A Better Life, A Better World
(株)ファーストリテイリング服を変え、常識を変え、世界を変えていく
(株)村田製作所INNOVATOR IN ELECTRONICS
東京海上ホールディングス(株)To Be a Good Company
ダイキン工業(株)「人」と「空気」のあいだに、いつもダイキン
花王(株)
コマツ
(株)オリエンタルランド50年、100年先の「夢・感動・喜び・やすらぎ」のために
伊藤忠商事(株)ひとりの商人、無数の使命
東京エレクトロン(株)
アステラス製薬(株)明日は変えられる。
ヤフー(株)
(株)SUBARU
中外製薬(株)すべての確信は患者さんのために
三井物産(株)「暮らしづくり」から、「国づくり」まで。
スズキ(株)
京セラ(株)THE NEW VALUE FRONTIER
三菱地所(株)人を、想う力。街を、想う力。
SMC(株)
大和ハウス工業(株)

まとめ

意外にもキャッチコピーを掲載していない会社が多くありました。これは商品やブランド毎にキャッチコピーがあり、企業のコピーとしては存在しない、またはサイトのトップページには記載されていない等の理由が考えられます。
今回の調査対象の選定がまずかったのですが、企業コピーが存在しないというのは時価総額大きい企業を調査したため、どうしてもホールディングスのような会社が対象になってしまい、企業としての統一コピーを表現しにくいこともあるのかと推測されます。また、コンシューマ向けではない企業や公共系企業はコピーをつけない(つけられない)傾向があるように感じました。
キャッチコピーを明確に示している企業は、会社ロゴにコピーが並列して表記されているものが多くありました。
キャッチコピーの内容としては、日本語と英語がほぼ半々。Future、未来、Innovationなどの単語が目立ちました。句読点、スペースを効果的に使ったキャッチコピーも目立ちました。とくに句点を末尾につけているコピーが目立つ結果となっています。大企業を対象にしてしまったので、キャッチコピーは事業内容をはっきりしめすものは少なく、社会や環境、未来に向けた漠然としたメッセージ系のものが多く見られました。